すまいるポスト

2BCB8221-28AD-4F9F-A26D-2AD2EB29ED0C

インタビュー

パーキンソン病、一緒に立ち向かう!共に笑って労わる場所

全く新しいパーキンソン病へのアプローチ、「ロックステディ ボクシング」がかなり画期的なメソッドのようです。日本で初めてクラスを開講するという、Rock Steady Boxing WTS Japan 津野公認コーチにお話をお聞きしました。

す:パーキンソン病って、マイケルJフォックスさんが罹患している?
津:はい。著名人では他にモハメド・アリ氏(ボクサー)、日本でも三浦綾子さん(作家)が罹患しています。65歳以上で発症する人が多いですが、20代~50代で発症する若年性の患者も。
アメリカではおよそ150万人、日本でも増えつつありおよそ15万人の患者がいます。

す:どういった病気なんですか?
津:治癒が困難な神経変性疾患で、脳内で作られる神経伝達物質ドパミン(ドーパミンとも呼ばれる)が不足して起きる進行性の難病です。手足の震えやこわばり、動きにくくなったりするほか、自律神経失調症やうつ、認知障害などの症状も。
別名「幸福ホルモン」と呼ばれるドーパミンが不足するので、幸福感やモチベーション(やる気)にも関係し、心理的に閉じ込められるような感じがあるようです。
その症状は人間の老化していく過程が早く進むようだと解説する医師もいます。

かつては発症後10年で寝たきりになると言われていた

す:薬で進行を遅らせるんですか?
津:近年良い薬や治療が開発されていますが、実は、投薬と共に適切な運動がパーキンソン病の進行を遅らせ、薬の量を増やさずに維持できることが分かっているんです。
特に初期で運動をすることが望ましいです。
早期では薬剤がよく効き、震えなどの症状が消えたりしますが、進行期には薬剤による運動症状のコントロールが難しくなり、薬の量が増え長期になると副作用でジスキネジア(自分の意思に関係なく身体がクネクネと動き出したりする)の症状が現れます。

す:それで、ロックステディボクシング?
津:ボクシングといっても打ち合うスタイルはありません(笑)
パーキンソン病に必要なバランス運動など、ボクシングの動きが有効と始まったもので、ストレッチやバランス運動などに多くの時間を割いています。同じ病気でも身体の状態が異なるので、安全にしっかり運動の効果をもたらす為に、しっかりと事前面談をします。
ロックステディは2006年に創設され10年以上の実績のある、パーキンソン病患者に必要な動きをプログラムしたフィットネスボクシングです。参加者も30代から90代まで。 アメリカだけではなく全世界に広がっています。
心拍数がある程度上がる高負荷運動が進行を遅らせるというデータも存在しています。アメリカの神経内科医師の推奨、大学でのリサーチや、危機管理もしっかりしているのも自信を持ってみなさんにおすすめ出来るポイントです。

もう一人で抱え込まなくていい 一緒に立ち向かう

す:どんな効果が?
津:ロックステディの創始者は、診断をされてからの2年間よりも10年以上経った今の方が調子がいいと話し、講演会など精力的にされています。他にも歩行器を使用していた方が、歩行器なしで歩けるようになった、マラソン大会に出ると公言されている方も。
ただし、それには医師から運動について推奨され、継続して運動することが大切です。
心理面での効果も大きいです。
「治らない難病、この病気で死ぬことはない代わりに、進行により、転倒、飲み込みが悪くなって窒息や肺炎で亡くなる」と医師から説明を受けるとどうでしょうか?
運動しろと言われても、一人では続かない。
ロックステディは医療のリハビリではないので、家族や、パートナーと参加できることが継続できるポイントの一つだと思います。
共に笑い、立ち向かい、労える場所。
代表の坂井がアメリカで見たことは、パーキンソン患者さんが家族や、コーチと共に ストレッチ、バランス運動、体幹トレーニングなどをレベル別に(症状の段階に合わせて4つのレベル分け)楽しく行えている事実。
「このプログラムは本当にいい。ロックステディに出会えてよかった」
「家族と共に参加できるし、仲間がいるので続いています」
「薬の量を増やすことなく維持できて、ここに2年通っています。」
などなど沢山のコメントをわざわざ寄ってきて話してくれたというのです。それも とても明るく、ハッ ピーな雰囲気で!

008FA613-8B3C-4C71-BCAF-8F3FD3AC0385

これはミッションだ!
自分の病気とみんなで闘うんだ !!

す:アメリカでその光景を見て?
津:私たちのデイサービスの施設長であり理学療法士である坂井はアメリカで理学療法士となり、18年間様々な経験を積んで帰国しました。
帰国後に開設したリハビリ型デイサービスで、パーキンソン病の利用者さんの経過を見て、何か理学療法的アプローチでもっといい方法はないかと勉強していた時に、アメリカの理学療法士継続教育プログラムで「ロックステディ」を知りました。
即座にこの目で見てみようと昨年10月に渡米。実際にロックステディを行っているトレーニングジムを数ヶ所視察、その後にロックステディ本部にて研修を受けました。
どこのジムでも「遠い日本から勉強しに来てくれてありがとう。このプログラムは本当に素晴らしい。ぜひぜひ日本のパーキンソン病の人に伝えてください GOOD LUCK !!」そう言われ、これは「ミッションだ!!」と広める覚悟をした経緯があります。
日本、アジアではまだ知られていませんが、患者さんたちの笑顔に包まれた様子と「自分の病気とみんなで闘うんだ!!」という光景は是非広めていきたい。

す:その日本初のクラスが始まる?
津:この3月から活動致します。まずは、阪神間(西宮)からスタートします。

津野さん、ありがとうございました!
「ミッションだ」という坂井施設長、「ライフワークです」と津野さん。お二人の熱い想いが伝わってきました
日本のパーキンソン病に苦しむ人達のために、活動頑張ってください!

Rock Steady Boxing WTS  Japan https://goo.gl/VxBA3z

HP(3月開講)https://www.rsbwtsjapan.com/

ym

The following two tabs change content below.
すまいる広場管理者

すまいる広場管理者

すまいる広場のサイト全体についての管理者です。 サイトのサービス全般を管理しております。 皆様よろしくお願いいたします。
すまいる広場管理者

最新記事 by すまいる広場管理者 (全て見る)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. インタビュー

    アドバイザー他己紹介⑩ 小西アドバイザー 行政書士

    今回は行政書士・小西アドバイザーの他己紹介です。<紹介者:…

  2. インタビュー

    アドバイザー他己紹介⑦ 津野アドバイザー 介護福祉士

    (紹介者:坂井アドバイザー http://www.smilehir…

  3. インタビュー

    他己紹介⑧小坂谷アドバイザー 行政書士

    こんにちは!今回は個性豊かな行政書士の小坂谷アドバイザーのご紹介で…

  4. インタビュー

    アドバイザー他己紹介⑥ 坂井施設長(takk)、理学療法士

    今回は、リハビリ特化型デイサービス takk を運営している、…

最近の記事

  1. 高濱さん20181023メイン a0960_003831_m
  2. つのさん20181019 記事メイン a0002_000162_m
  3. ym20181008 黒電話 a1380_000344_m
  4. 高濱さん20180920記事メイン PAK86_inakanonatu_TP_V
  5. 42B5EA83-54EC-4B50-A814-7D3B653BCE6E

特集記事

  1. 登録されている記事はございません。
PAGE TOP